Eテレ2CH、月曜日午後10時25分から25分間の「100分de名著」1月18日「資本論」3回目。技術革新が、「労働」の構想と実行を分離させ「クソどうでもいい仕事」を生み出し「人間らしい働き方から疎外させられた」と。ブルシット・ジョブBULLSHIT JOBS“クソどうでもいい仕事”文化人類学者デビット・グレーバー(1961~2020)が世界のキーワードとなっている。広告・コンサル・投資などの労働者自身が感じ始めている。安くものを大量につくるためには資本家が労働者を酷使する。従順な労働者にされ、技能や能力も奪われる。
学校給食の例を示し、センター方式と自校方式を比較。献立や地産地消を構想できる働き方として自公方式をあげた。チャップリンの「モダンタイムス」の映画で機械に巻き込まれていく人間の映像がうかびます。またケア労働の人に尽くす仕事こそ、コミュニケーションや構想力・実行力が求められるものはありません。保育、医療、介護などのケア労働が軽視されていることが資本主義の象徴であり、人間らしい労働を取り戻す新しい社会にする時をコロナ禍の中、考えざるを得なくなっています。150年前のマルクスの科学的な社会の変革法則の「ものさし」がピッタリとあてはまります。次回は1月25日 第4回<コモン>の再生ー晩期マルクスのエコロジーとコミュニズムです。楽しみ!!
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