50kgのトラックアオリが落下
1月26日火曜日午後2時55分ごろ碧南市の下水道工事中に、また労災事故が起こりました。株式会社JOBの作業員1名(40歳男性)が、千福町地内で深さ6mのマンホール内にいたとき、4tトラックの後方アオリ50kgが外れて落下。男性は骨盤骨折、内臓破裂(小腸大腸損傷)腰椎損傷の大怪我となりました。
9月2日には(株)碧南建設40歳男性
昨年9月2日には新道町で40歳男性が、下水道工事中に2m深さで矢板が基準通りに施行されておらず坑内で挟ませる事故がありました。届け出なしの下請け工事でした。
事故の直接原因は、元請け業者の配置した指揮責任者等3人が現場に不在、掘削と土留め工事で2・6mの掘削工事を一度に行い、基準では1・5m深さ以上は全面矢板が必須なのに1枚飛ばしに、矢板を支える支保工が2段必要なのに1段しかされていませんでした。
1月13日には20歳男性が6m下に落下
さらに、1月13日には12時半過、大浜権現中継ポンプ場で委託業者「株式会社エスエムの作業員(20歳代男性)が6m下のコンクリート床に落下。両足かかと、骨盤など複数箇所の骨折で全治6カ月の事故が起こりました。
年に1回、地下施設内のダストボックス2個をクレーンで6mつり上げ回収中に、機械修繕用の開口部から落下したのです。
問われる発注者責任
連続して3回の重大労災が発生した事に、碧南市の発注者責任が問われます。
日本共産党は、全作業の見直しと安全テェック表を示して、業者に安全作業の徹底を図ることを改めて求めます。
軽んぜられる下請け工事
公共事業で労災が重ねて発生するという異常辞退は、市側の下請け仕事軽視の姿勢が現れています。9月の事故は、末端業者の未届け、1月13日の事故は、年1回の汚物回収作業に施錠も業者任せとなっていました。市は現場に立ち会い危険作業になっていないか確認すべきです。今回26日の事故も元請けの株式会社JOBは1人だけ、6人は下請けです。 安い公共事業の発注と元請けの「ピンはね」で安い労働力になっていたのではないでしょうか。改めて公共事業の安全性確立のために総点検が必要です。