碧南市長と旧統一協会との関係についての公開質問状回答
令和4年7月25日付で提出のありました質問状について、以下のとおり回答します。
質問事項
1、2019年10月に愛知県国際展示場(同県常滑市)で開催された「孝情文化祝福フェスティバル」について知っていたのか。
2、同主催団体に祝電を送ることを、愛知県大村秀章知事に求めたのか。
3、祝電文章を改ざんしたのは、禰宜田市長自らか、他の人に命じたのか。
4、あなたは、今も「世界平和統一家庭連合(旧統一協会)」に入会しているのか。
5、「世界平和統一家庭連合(旧統一協会)」の反社会的な問題行動についてどう認識しているのか。
6、碧南市長として、また禰宜田政信氏個人として、「世界平和統一家庭連合(旧統一協会)」についての見解を示されよ。
7、市民の前で、疑惑に対して明確に述べるべきではないか。
回答
1、4~6 個人的な見解に関する質問については、憲法第19条に規定する思想及び良心の自由及び同法第20条に規定する信教の自由に関 するものであり、回答を控えさせてさせていただきます。
2、当該催事に関して、祝電を依頼した事実はありません。
3、祝電文章の改ざんについては、大村知事と主催団体との問題であり無関係であるとともに、 承知もしていません。
7、特にコメントをする予定はありません。
令和4年8月1日 碧南市長 禰宜田政信
しらばっくれは許されない
8月1日、禰冝田政信市長から日本共産党の公開質問状への回答が示されました。
左の文章のように、回答は2~4の項目に、日本国憲法を引用して回答を拒否しています。 しかし、旧統一協会は、霊感商法や集団結婚式など反社会的カルト団体として、全国霊感商法対策弁護士連絡会がまとめた資料によると、全国にある弁護団のもとに寄せられた相談件数は1987~2021年で2万8236件。被害額は約1181億円です。これに消費者センターが18年まで集計した相談件数・被害額を合わせると、相談件数が3万4537件、被害額が1237億円で、巨大な被害の実態が浮き彫りとなりました。
市長は、1237億円の被害を無視か
旧統一協会が単なる宗教団体ではなく、「霊感商法や高額献金を繰り返してきた反社会的カルト集団」であり、政治家、地方自治体が参加、関与することは同会へのお墨付きを与え、被害を拡大することにつながることになります。集団結婚式も熟知、常滑市の統一協会のイベントも知っていて知らんぷり。祝電の依頼も否定では、市民は納得できません。
2021年にピースロードに市長、前県議、市議も
旧統一協会(世界平和統一家庭連合)系の団体行事「ピースロード」UPF(天宙平和連合)の文鮮明総裁が提唱するプロジェクトです。 2021年7月11日に、このピースロードの1団が碧南市役所から出発し、高浜市役所、刈谷市の市原稲荷神社、知立市の知立神社、安城市にある明治川神社までいきました。このホームページに掲載された写真には、禰冝田市長、石井拓前県議、岩月ひろし市議が笑顔で写っています。
岐阜・三重県で後援し問題に
岐阜県・三重県など各地で政治家が実行委員会に加盟したり後援していたと問題になっています。9月市議会で解明します。
ピースロードとは
ホームページをみると「世界平和を推進するUPFの世界的な友好親善プロジェクト」とされています。「UPF」とは統一協会系のNGO団体である「天宙平和連合」のことであり、その創設者は旧統一協会の文鮮明です。統一協会系の団体行事であることは明らかです。