9月入札、10月から7人移動
碧南市は、昨年9月9日くるくるバスの管理運行業務委託を入札にかけ、今までの三光陸運(株)からレクスル(株)知多営業所が落札しました。10月1日から2023年9月30日までの3ヵ年の期間限定です。
当時、10名いた運転手は、1人退社7人がレスクルに雇用されました。
レクスルは自社から2名をくるくるバスの運転に当てています。
年間ボーナス6万円、なしに
三光陸運ではすこしでも賃上げをと3年前より入札価格を引上げました。年間300万円弱の差で、レクスルに落札となったのです。今まで年2回3万円づつ支給していた賞与も今後はなくなるとのことです。
休憩所もない
くるくるバス運転手は、専用の休憩室もなく守衛室に共有している状態です。市が直接雇用している、市長や議長の運転手は5人の専用休憩室もあります。学校給食センター配送の委託労働者にも市が休憩室を用意しています。
市内に営業所のない業者への委託はくるくるバスでは初めてです。現在は、高浜市に在住のレクスル関係者が朝のミーテングや連絡を行っているそうです。
このような体制で責任ある体制ができるのでしょうか。
下水道事故の教訓いかせ
この間、下水道工事の委託先で重大事故が連続して3件起こっています。行政が末端まで目を届かせていなかった事が原因の一つとなっています。
あなたが3年限雇用だったら?
年間13万人が利用するくるくるバス。障がい者や高齢者など交通弱者の移動手段としてもコミュニケーションや健康増進にも役立っています。運転手さんは多くが年金受給者ですが一生懸命この仕事をになっています。がんばっても3年先にはどうなるかわからない仕事で、やりがいや情熱がもてるでしょうか。日本共産党は若い人も働ける給与保障と車両やコース便数増で「免許書を返納しても安心できる碧南市に」と求めています。弱い立場の働く人に「気に入らないならやめよ」と言わんばかりでは行政も請負業者も公共事業の責務を果たせません。
これで「笑顔あふれる」?
「笑顔のあふれる、くるくるバス」「誰もが笑顔で元気に暮らせる賑わいのあるまちづくり」(第6次碧南市総合計画)に本当にするために、市の直接雇用も含めて根本的に検討すべきです。