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NHKスペシャル `2030未来への分岐’が警鐘 温暖化 食料 脱プラ
これから10年どう生きるのか?

カテゴリー: 議会報告

守れ報道の自由・良い番組へのエールを

「権力の圧力」菅総理の日本学術会議人事介入に続いて、NHK有馬嘉男キャスター(55)と、「クローズアップ現代+」の武田真一アナ(53)という“二大看板”の降板。どちらも時の話題に鋭く切り込む人気番組です。 権力の顔色うかがいでなく、10年後の環境問題を真正面から科学的な検知で構成した番組の1つが「2030未来への分岐」1月9日1?暴走する温暖化。2月7日?飽食の悪夢 水・食料・クライシス。2月28日?プラステック汚染の脅威。です。行政や学校などでも視聴を広げ10年後の2030年の岐路を正しく選択、今の暮らし方の見直しが急がれます。

示された経済建設部会の良識

碧南市議会では、安城市民から提出された2050年までにゼロカーボン達成を求める陳情が、賛否3対3の同数、部会長の賛成で可決されました。
市長及び執行部は誠実に、議会の意思を尊重し施策を実行すべきです。

環境基本計画10年後15・7%減
 

碧南市は第3次環境基本計画を策定しました。2021年度から10年後の2030年度に今まで26%の二酸化炭素削減目標にしていましたが、15・7%と目標値ダウン。2050年度には80%減とし、国の100%削減からも逸脱しています。

中電+東電JERAは10年後20%減のみ

碧南市には2021年度から中部電力と東京電力が合同したJERAからの税収約6億円が増収とされています。
JERAは、石炭とアンモニアや水素の混焼で二酸化炭素を減らすとしています。しかし2030年値で20%減。80%はCO2を排出し続けます。またアンモニアは世界の輸入量に匹敵するほど輸入。水素も地球資源の新たな浪費となります。

10年が勝負。地球危機回避

日本共産党の山下芳生参議院議員は3月16日の参院環境委員会でJERA(東京電力と中部電力の共同出資企業)は「アンモニア混焼」を推進しています。
山下氏は、温暖化対策は2030年までが分岐点だと指摘。計画で必要なアンモニアは海外生産され、その際発生するCO2の処理について質問。CO2を生産国に押しつけるものだと指摘。成長戦略では「アジアを中心に混焼技術を展開」するとしていることに触れ、アジアなど世界で50年まで石炭火力を延命させるものだと批判しました。

ゴミもCO2も本気の削減策を

「未来の分岐点」ではスウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥンベリさんが「未来の世代を裏切ることは許さない」と経済偏重からの軌道修正を求めるています。世界中の若者も共感し運動しています。碧南市もゴミ燃焼削減のため、古紙回収、店頭回収で販売製造責任を求める環境行政に数字目標も明らかにし進めるべきです。

立番やっても、4億円の回収委託料

市民の立番を23年間も強制している碧南市。しかし燃えるゴミも資源ごみも増えるばかり委託料は合わせて約4億円です。
本気のゴミ減量で、委託料を減らし今の回収業者には分別や再利用に労力を回すように方向転換が必要です。

  ゼロカーボン達成に向けた取組みの推進に関する陳情書
経済建設部会 3:3 部会長賛成で採択に

3月11日経済建設部会で「ゼロカーボン達成に向けた取組みの推進に関する陳情書の審査が行われました。賛成者 山口はるみ、小池友妃子、新美交陽各議員が賛成。沓名宏、藤浦伸介、生田綱夫各議員が反対。可否同数となり杉浦文俊部会長の賛成で採択となりました

陳情事項
1,「ゼロカーボンシティ宣言」を検討するなど、2050 年までの二酸化炭素排出実質ゼロの達成に向け、地球 温暖化対策を行うこと。
2,地球温暖化や地球変動に関することなど、市民や事 業者への周知啓発を行うこと。
3,自然災害に対する適応力を高め、持続可能な地域づ くりを行うこと。
4,市民、事業者、他都市などとの連携・協働に努め、 環境学習の充実と環境行動の支援を行うこと。
◎杉浦文俊委員長賛成
賛成議員
山口はるみ
小池友妃子
新美交陽
反対議員
沓名 宏
生田綱夫
藤浦伸介

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