市民と共産党の要求が一部実る
京都府八幡(やわた)市の市議会本会議で10日、来年度、すべての小・中学校で36人以上のクラスを解消できる見通しを市教育委員会が表明しました。日本共産党の山本邦夫市議の質問に答えたものです。
8小学校、4中学校の八幡市
八幡市では現在、市内8小学校中1校、4中学校中1校それぞれ1学年で、36人以上の学級となっています。
山本市議は、来年度、すべての学校で35人以下の学級を実現すること、さらに2~3年かけて30人以下の学級にするよう求めました。
これに対し市教委は「京都式少人数教育に取り組み、結果として来年度、36人以上の学級を解消できる」との見通しを示しました。一方、30人学級の実施については「市独自では難しい」としました。
国の35人学級は遅すぎる
党市議団は、国が進める35人学級化のテンポでは遅すぎるとして、市独自に少人数学級を進めるよう、市民とともに運動に取り組んできました。今回の答弁を「一歩前進」と評価しています。
碧南市では小5・6と中2・3が必要
碧南市では、2022年度、国制度小学1~3年生、県制度で小学4年生と中学1年生の35人学級が実施される見込みです。
残る小学5・6年と中学2・3年が35人以上となります。1クラス35人を超える学年は、小学校で3学年(棚小5年6年。西小5年)中学で6学年(新中2年、南中2年、東中2年、中中3年、西中2年3年)と予想されます。
全市で9クラス増をすれば、全校で35人以下となります。特に体も大きく、進路指導や思春期、いじめ問題なども抱え子どもに寄り添う教育が必要です。