市民の願いにソッポでいいの?
9月12日の福祉健康委員会で、東部プラザ利用者が呼びかけ、524人から、「利用しやすい東部プラザに」と請願が審議されました。
東部プラザの駐輪場は、風当りが強く現行では自転車が倒れてしまいます。
またあおいパーク、サンビレッジと違って、東部プラザのお風呂には、シャンプーもボディソープも設置してありません。
これは、前禰宜田市長が、リーマンショックの時に、総額約2億円の市民サービスを削減したからです。
日本共産党山口はるみ議員は「館長を先頭に利用者に気持ちよく利用してもらうために尽力しているのではないのか。利用者からの要望に対して、駐輪場の転倒防止対策は改修のため見積もりを取ったのか」と、市当局を正しました。
自転車転倒防止は40万円
担当者は「転倒防止は40万円だった」と答弁しました。シャンプー、ボディソープは20L入りで、6,578円。年間約60個利用(サンビレッジの例)合計79万円で設置可能です。
小池市長は、だまっているばかりです。
高齢者の憩いの場所で元気に
高齢者のみなさんが、コミュニケーションの場として、お風呂に入ったり、カルチャー教室やスポーツを楽しんだりする施設です。
施設利用で元気になれば、医療費や介護の費用を減らす効果も期待できます。
小池市長は英断して、自転車転倒防止やシャンプー、ボディソープを設置すべきです。
反対6人賛成1人で否決。
4月の選挙での約束は?
議員の中で、女性も含む6人は「公立と民間は違う」と反対。日本共産党のみ賛成で請願は否決されました。
4月の市議選では「介護の現場で働く。シニア世代の社会参加」(中西)など耳障りのいいことを言った人たちが、高齢者の願いにソッポを向きました。市は真しに、利用者の願いを実現すべきです。
「新型コロナワクチンの健康被害の実態と次世代型コロナmRNAワクチン(レプリコンワクチン)の危険性に関する周知」と「mRNAワクチン定期接種中止を求める意見書陳情は =全員で反対=
賛成党などが盛んに宣伝している反ワクチンの陳情には、日本共産党も含む全員が反対し、否決しました。
日本共産党は、ワクチン接種が、新型コロナの脅威から国民の命と健康を守る重要な手段になると判断し、希望者への安全、迅速な接種を求めてきました。同時に接種の有無は、個人の自由な意思によってと求めてきました。
接種後に発生した健康被害事例の原因調査、幅広い保障や救済を求めてきました。
様々なフェイク情報に惑わされないことも重要です。反ワクチンを主張する「全国有志医師の会」は極右派の医療関係者が集まった陰謀論の団体です。
「敬老の日」に思う
スウェーデン63歳から平均21万円の年金
住みやすさや幸福度ランキングで上位に入るスウェーデン。この国は「社会的共通資本」としての社会保障制度を充実させてきたといいます。すべての人びとに豊かなくらしを実現するものや仕組み。自然環境や社会的インフラ、教育や医療、司法や行政といった制度資本。
スウェーデンの年金は、63歳から受給可能で平均の受給月額は21万円超。しかも低所得者や十分な保険料を払えなかった人も毎月最大15万円を超す保証年金がもらえるそうです(月刊『ゆたかなくらし』6月号)
物価上昇を上回る年金額の引き上げと公的年金の制度改善を―。今年7月、全日本年金者組合が厚労省に要請しました。実質年金が引き下げられる一方、社会保障費の相次ぐ引き上げで月額10万円に満たない低年金受給者は2288万人余にも及んでいます。とくに女性の低年金者の状況は深刻です。
国民運動で前進
スウェーデンには国民運動の団体が多くあり、政府や地方自治体の政策に意見を表明する文化があるといいます。高齢者分野でも三つの大きな団体があり、政府や社会が無視できないほどの発言力をもつと。敬老の日は、人生の先輩を敬い長寿を祝う、安心して老後を送れる社会をどうつくるか。日本の政府は高齢者の医療費負担をさらに拡大しようと狙っています。声をあげ、運動する。社会保障の先進国は、その大切さを示しています。(9/16 「潮流」より)