玉虫色の報告は中電と同調
9月25日碧南市議会協議会で「資源循環事業等の検討に関する連携協定に基づく検討結果」について報告がありました。
この協定は前禰冝田市長が、2023年6月2日に、市民にも議会にも内緒で、事後報告の形で締結したものです。
碧南市と中部電力株式会社のまとめ文章は43ページすべてが、中電の提案「一般廃棄物の民間委託を礼賛。バイオマス発電の持ち上げ。ごみ減量に対して産廃を集めて焼却量を確保」など中電PRを、無批判に取り込んだものです。
廃掃法違反、一般ごみと産廃混焼
一般廃棄物、産業廃棄物の処理業務に関わる人が守るべき法律が、廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)です。
その5つのポイントは
●産業廃棄物と一般廃棄物は分別して処理する●産業廃棄物は排出事業者が処理する必要があ る
●自ら処理できない場合は産業廃棄物処理業者 に委託する
●廃棄物が回収されても最終処分完了まで排出 事業者に責任がある
●廃掃法に違反すると罰則を受ける
行政が、中電とともにこのような法律違反をしてはなりません。
2050年までのカーボンゼロを本気で
中電の、産廃焼却場は、200t/日の計画です。衣浦衛生組合では110t/日に縮小した計画にしました。カーボンゼロを掲げながら約2倍の焼却場を市が進めていくのでしょうか。
猛暑、豪雨、農産物の日照り被害に苦しむ人たちに背を向け、気候危機打開を願う世論に逆行する碧南市でいいのでしょうか。
企業代表議員の醜態
議会協議会は、議長の石川輝彦議員が会長で進められました。しかし日本共産党山口はるみ議員の質問に、ことごとく口をはさみ妨害するしまつ。アイシン出身議員として産廃物でも出すための、企業代弁なのでしょうか。
見苦しい限りです。ご自身も子どもや孫を持つ身。若者の未来や、環境ごみ問題を、お金や企業利益優先で進めていいというのでしょうか。
中電焼却場、白紙撤回まであと一歩
《表》のように、中電の廃棄物焼却場は問題だらけ。市も明確にこれらの問題点にこたえられません。現在、人類最大の気候危機打開に、市民が立ち上がっています。若者裁判も始まります。資本主義の究極の矛盾と欠陥。地球や人の未来も企業利益最優先を変えさせましょう。
推進者は追い込まれています。あと一歩です。