組合事務局長は「オブザーバー参加」?!
12月25日、衣浦衛生組合議会が開かれました。日本共産党は山口はるみ、柴口まさひろ(高浜市)の2人が一般質問を行いました。
山口はるみ議員は、ごみ焼却場について質問。碧南市の12月議会で、担当部長が衣浦衛生組合が約600万円の委託料を使って「4択」をしめしたのに、香川県三豊市(人口約6万人)が10年前から実施している「燃やさないゴミ処理施設」の提案に飛びついたことへの見解を求めました。組合トップの事務局長(碧南市職員部長級)は、4案調整と、三豊市の方法について3回の会議を行なったと答弁。組合としてはオブザーバー参加の位置づけで能動的な意見は言わなかったことを表明しました。
「井の中の蛙」弱小体制が露呈
2023年6月2日、前禰冝田市長が、中部電力と「中電の産業廃棄物焼却場で一般ごみを委託処理」する計画を密約して以来、1年半、碧南市当局が中電に固執し振り回され
て時間を無駄に費やしたことが露呈しました。
専門家と住民の検討組織を
西尾市では現在のごみ焼却場建替え計画に2度の選択候補を剪定しています。静岡県掛川市も全国からえりすぐりの大学教授など専門家の専門会議で検討しました。
専門家にも市民にも依拠せず、中電への委託最優先では、ごみ行政責任も、環境行政への責任も果たせません。
10年間の改修計画は38億円
現在の施設は2025年度予算から2028年までの4年間改修計画を進めます。その後2036年までの10年間延命のための「小規模期間的整備改良工事」の国の交付金約8億円を申請中です。
中電と決別し、精査を
「燃やさないゴミ処理」も含めて検討するなら、この1年間、じっくりと精査し、より環境とごみ減量に貢献できる施設にすべきです。日本共産党は碧南市と高浜市の市民とご一緒に、焼却場のコンパクト化(日・190tを110tに縮小)などに貢献してきました。さらによりよい方向へと学びます。
24人の組合職員守れ
組合議会を傍聴して、幹部のみなさんの無責任さに驚きました。24人の職員を抱え、ごみ行政を担う立場をどうして貫けないのか。職員を大切に出来なくて、環境や気候危機など解決できません。