首相も評価、共産党の消費税減税
石破氏が首相になる前、こんな発言をしたことがあります。「日本共産党は実によく勉強している」。音楽プロデューサーの松尾潔さんとの対談の中で.
防衛相時代は「赤旗」や『前衛』をよく読んでいたという石破氏。政策を批判する側の論理を知っておかないと反論できないからと語っていました。
立場は違っても、主張や理論の理解とともに相手へのリスペクトも必要だと思うと。「御党の姿勢は本当に立派なもの」5月12日の衆院予算委員会で石破首相がそう言及しました。
国債発行では物価高に拍車
日本共産党の辰巳孝太郎議員が消費税減税の財源を示しながら「私たちは国債を発行して財源に充てる無責任な提案はしない」と強調したことに。
大量の国債発行は円安を招き、物価高に拍車をかけかねない。
金持ち減税是正、軍事費削減、政党助成金廃止で財源
大企業や大金持ち減税の是正、軍事費の削減、政党助成金の廃止などで20兆円を超える財源を確保できると提案した辰巳議員。財源は取るべきところから取るべきだとして。
恒久財源の提案できる共産党
対して石破首相も、内部留保をどうするか、法人税をどう考えるか、税制のあり方をきちんと論議したいと述べました。行き当たりばったり、あるいは選挙目当てではなく、恒久的な財源を具体的に提起する姿に共感したのか。
たしかな党の出番
ただし、国民の生活や安全よりも財界や米国ファーストの政治を続けてきた自民党にそれができるか。長引く物価高対策として人々が待ち望んでいる消費税の減税。党利党略に走らず、くらしを第一に考え、責任をもって政策を立案実行する。「たしかな党」の出番です。