地産地消の拠点なのに
6月20日の経済建設部会であおいパークの「指定管理者募集要項」と「あおいパーク改修基本構想」の報告がありました。
あおいパークは1998年開設27年が経っています。年間100万人が来場し、体験農園、もぎ取り、産直市、地元の野菜の料理教室、ハーブ風呂、地元ランの温室、レストランなど多様なメニューで地産地消の他に類を見ない施設として利用がされてきました。
産直農家は、多様な葉物など農産物に取り組んで家族農業の利益をもたらしても来ました。市の職員を事務所に置き、相談や農業普及に尽力してきたのです。
国は何でも民間へ
碧南市で今問題になっている築山保育園と大浜幼稚園を廃止して3mの浸水地域に民間子ども園にするために、建設費や運営費を「エサ」に民営化への誘導を行なっています。
米不足を引き起こし、食料自給率を引下げ国の根幹も揺るがしながら、地域農業や米農家が継続できないような状況におとしいれています。碧南市が公設公営で碧南農業の拠点としてきたあおいパークも、小池市長は「スーパー化」で民間利益への誘導を計画するのです。
温室を撤去「心貧しい市長」
碧南農業とのふれあいとともに、レジャー施設としてもランの花が咲き乱れる「映えスポット」として来場者が訪れるのが温室。東山植物園が監修してきました。碧南のランの発信拠点なのです。
2年間も休業ではたまらん
現在、入浴施設は 天井工事で約1年間休館しています。今後改修工事が始まれば令和9年10年の2年間休業となります。
今年10月に民間業者決定か?
指定管理業者については、7月に募集要項の配布。9月2日~5日に応募受付。10月に決定の予定です。建物改修費用は碧南市が支出。業者のもうけを生み出す施設となります。
2026年4月~2031年度までの5年間を期間とします。
米不足、食料自給率が焦点になるのに
米高騰、米不足が自民党の減反、価格保障なしの農政への根本的な見直しを国民が求めています。
学校給食へのオーガニックや地産地消の普及も国民要求をなっています。
ミニマムアクセスの半分がアメリカ米として輸入されている日本の農業の再建、家族農業の活性化こそ、これらの課題に答えられる道です。その矢先に、あおいパークを民間業者の「スーパー」に変える小池市政に、農業の明るい未来は見えないのでしょうか。
参議院選挙で
日本共産党を伸ばし民営化にノーを
7月3日目前、参議院でも自民公明を過半数に。補完勢力に審判を下しましょう。
企業利益最優先で、保育も医療も介護も切り捨てる「民営化」至上主義の政治を変えましょう。