市民の痛み届かぬ市政
1月26日市議会協議会が開催されます。
2021~2023年度の3年間の財政計画となる実施計画が公表されます。
新型コロナ感染による減収を理由に、継続事業を基本に市民のくらし福祉の要求実現はほとんど明記されていません。
市税収入は、前計画では2021年度約166億円を約154億円と12億円減額。2022年度は166億円、2023年には172億円と挽回します。法人市民税の国税化も減収の大きな要因ですが人口5万人以上の自治体8割が行っている最高税率実施をしません。ふるさと応援寄付は、各年22億円を見込んでいます。
名鉄土地1億円、西端工業地7億円
歳出では、県道碧南駅前線で総事業費14億円のうち各年2億5千万円投入。駅前広場は総額6億円のうち名鉄用地購入で1億円以上の支出です。北部工業地は総額約8億円のうち2021年は2億5千万円です。
2号地進出企業に1億4千万円の補助も。不用普及や県や名鉄の肩代わり事業への市税投入です。
民間子ども園に3億円補助
羽久手、築山、天道、日進など鷲塚保育園以外の公立保育園は、0歳児保育や11時間の標準保育も行わず「ガラ空」園を抱え放置しています。その一方で鷲塚地域の医療法人が子ども園の新設を申し出。約3億円近い補助金を2021年に予定しました。
少人数学級は反映せず
政府は、少人数学級を2021年度から小学校2年生から5年間で全学年実施を予定しています。現在は愛知県が2年生35人学級を実施していますが、県が小3を実施するか、廃止するか、中学2年にするか未定です。碧南市は、小学1年から3年生まで30人以上のクラスに「少人数授業」の日・5時間×週5日の加配を行っていますが実施計画には国の動向は反映していません。
宮下住宅3年間白紙
宮下住宅の吹上町側も3年間予算なし。解体は実施の予定です。
これで笑顔になれますか
市民病院には改修に8億円。年8億円の減収補填です。18歳までの医療費無料化も高齢者タクシー券、くるくるバスはオレンジ・パープルの車両交換。移動手段拡充は、言葉だけになっています。「誰もが笑顔で元気に暮らせる賑わいのあるまちづくり」と掲げても、市民の実感は「さむざむ」するばかりです。ケアと福祉に手厚い碧南市を心から望みます。
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