運転手の労働条件に関心なし
3月議会の総括質疑で日本共産党岡本守正議員はくるくるバスの拡充を求め、3年毎の入札で業者を変えるのではなく市直営にすべきと求めました。市当局は「運転手の給与や一時金などは把握していない。労働条件の後退もしらない。3年毎業者交代は入札なので問題ない」と答えました。碧南市は「公契約条例」を制定しており末端の労働者の働かせ方に無関心でいることは許されません。
安全第一は言葉だけ
下水道関連で、3件連続重大事故が発生した碧南市。末端の労働者の働かせ方に注視し、公共事業を安全で誇りをもってやってもらわなければなりません。3年後に職場があるかどうかわからないような状況で意欲ややりがいがもてるでしょうか。
市長と市民と命の重みに違いが
年間13万人を運ぶ、くるくるバス。市長の等の運転手は5人で1人平均300万円で1,500万円。くるくるバスは年4000万円で10人を雇用していますが年300万円とは程遠い状況です。業者委託は、搾取、ピンハネ分があります。10人を市長運転手と同等の年間300万円で直接雇用すれば、市も運転手も助かります。バス拡充も「検討する。研究する」というばかりで大府市や春日井市で策定している「地域公共交通計画」の策定も手付かずです。
気候変動問題
2030年へまったなし
NHKスペシャル2030未来への分岐では3回に渡って「地球温暖化」「食糧問題」「廃プラステック」の問題を取上げ、今後の10年間の人類の暮らし方を変えなければ地球破滅へとむかう・・・と警鐘を鳴らしました。 市は、科学的な見地で対策を示す責任があります。
脱プラスティック、古紙回収の徹底を
碧南市は、第3次環境基本計画で2030年の二酸化炭素削減を2013年比15・7%減としています。しかし効果的な具体策はありません。岡本守正議員は、販売者や製造者責任を果たすために店頭回収の拡充を提案しました。ビン、乾電池、蛍光灯などの回収の実施が必要です。
kg・3円の回収補助金引上げも拒否
古紙回収は、年間300万円の補助をして学校や町内会などの回収が進んでいます。コロナ禍のもとで、古紙回収料も減っている中kg7円をせめて10円に引上げ回収支援を求めましたが市は拒否しました。
羽久手公園の夜間使用廃止
碧南市は、スポーツ推進計画(平成 27 年度から平成 36 年度の 10 年計画・2019年に中間見直し)『スポーツで 元気をつくる 健康都市 へきなん』~ 目指そう週一回 スポーツ実施率60% ~と掲げています。2019年度ではスポーツ実施率は37・5%です。
ところが市長は、3月議会に羽久手公園のグランド、テニスコートの夜間利用を廃止を提案しました。年間52万円の使用料収益がありました。
照明灯と点灯員がムダだと?!
市当局は、夜間照明灯が古くなり建替えに約1億2千万円かかる。点灯員と電気料が204万2865円かかると説明しました。
公共のスポーツ施設は市民の「富」です。
ねぎた市長の「損得」で切り捨てていいのでしょうか。岡本議員は、コロナ禍で体育館や文化施設等で半数しか入れない、料金を軽減すべきではと求めました。しかし市は拒否しました。国会は「そんたく」碧南市政は「そんとく」では市民は救われません。