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市民病院64病床削減
消費税財源1億1673万6千円で国が誘導
経営改善業務 (株)日本経営 に随意契約

カテゴリー: 議会報告

日本共産党が情報公開請求
 日本共産党山口はるみ議員は、6月議会一般質問で市民病院の病床削減とリニューアル問題を取り上げました。
2021年度に予算化された、経営改善業務委託費1000万円は随意契約(入札をしない契約)で行われ詳細は市民に公開されません。日本共産党は情報公開で資料請求を行いました。

見積書内訳は黒塗り
6月30日に入手した情報公開資料は、
①随意契約施行伺書
②随意契約の理由
③経営分析業務委託仕様書
④委託契約書
⑤見積書、内訳
です。見積書内訳の項目は
①病院を取り巻く外部環境の調査
②病院内の業務運用の調査
③財政分析、及び原価調査
④施設基準の調査
⑤増患対策に関する調査
⑥分析・調査結果に基づく病院経営及び運 営の改善策立案
⑦今後の病院経営及び運営の事業戦略の立案
としていますが、各項目の数字は黒塗りで合計金額は900万円。消費税90万円と合わせて990万円の契約金額です。

病院抜きの経営分析は例なし
随意契約調書には「いずれの市も経営改善については、病院で実施しており、病院以外の他部署が関わるような体制をとっていないため、当市の参考となるものような事例とならなかった」と市当局が考察したと明記があります。

市長は採算第一の合理化へ
ねぎた市長は中小企業診断士として営利優先「費用対効果」を口癖にする「新自由主義」派です。
 市民病院をよくするには、医師・看護師確保、働きやすい環境整備、患者に快適な施設と温かい看護など病院スタッフや市民と手を携えて努力することが大切です。
 病棟リフォームにもスタッフや患者、市民の声が生かされない。費用も半減してしまうのでは、市長自身が病院の弱体化を進めることになります。

忘れないで?不採算部門を受け持つ公立病院の役割
市民病院は、救急医療や小児周産期医療など、政策的医療を中心に、かつ安定的に提供するとともに、感染症医療や災害医療などについて最後の砦としての役割を果たしていく使命を負っています。また域医療全体の質向上などで、先導的な役割を果たすことも求められています。コロナ禍のように市民の健康危機に対し、市の施策と連携をして、その中核施設として活動し連携のためのネットワークづくりなどに先導的に取り組み、地域医療全体の質向上を図る役割があります。碧南市のコロナワクチン接種が順調に進められてきたことも30年間の歴史の構築の結果です。
 命や健康をお金で推し量るのはやめていただきたいものです。現場にみなさんと知恵を出し合い改善するのは当然です。

「金」を言うなら法人税を全国並みに
 財源問題を言うなら、ねぎた市長が総力あげて、全国8割の同規模自治体で行っている法人市民税率上限までにし、年間7億円の増収こそ行うべきです。

1億円の国補助金
 国会で病床削減推進法が強行され、消費税を財源とした補助金で病床削減を支援するために、今年度は195億円が計上され、1万床削減。医師や看護師の体制後退にもつながります。碧南市は平成30年度稼働率70~80%で64床分が、1億1673万6千円の試算となります。総選挙で自民・公明・維新の会に悪政ノーの審判をくだしましょう。

オリンピック、手放しで喜べる?
6月28日?本会議最終日。3号補正予算が提案されました。
トヨタ自動車㈱のビーチバレーチームがオリンピック出場を決めたとして、1人18万円×2人分の報償費36万円と、
市役所、体育館、港湾会館に応援ブースを作成するための合計199万7千円の予算が可決しました。2日後の水曜日には、設置。「専決処分」のような早さです。東京ではコロナ感染のリバウンド。外国からの選手に陽性者。パンデミックが予想される「開催強行」に国民が怒っています。東京都議選では「命が大事、中止を」が争点に。
共産党勝利で決着を。

市役所1階のPRブース

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