なぜやらぬ1時間毎のくるくるバス
11月7日、日本共産党の山口はるみ、岡本守正碧南市会議員団、磯貝明彦市民運動部長は、2024年度碧南市予算編成に対する要望書を提出しました。
市長不在のもと、金沢 宏副市長と約1時間の懇談をしました。
おりしも11月6日には「碧南市地域公共交通計画活性化協議会」開催され「交通計画(案)」が決められました。岩崎四日市大学学長も、請負会社のレスクル代表、県バス協会代表も欠席された中、女性の公募委員が「議会報の岡本守正議員の質問で1時間毎のくるくるバスはなぜやれないのか」の質問も出ました。「交通計画案」には福岡県宗像市、刈谷市、知立市、豊明市の事例を乗せていますが、年間約10万人のくるくるバス利用者の声は、届いていません。副市長に、1時間毎の増便拡充を求めました。
ごみ焼却場は新設、小規模炉で
また実効性ある気候危機打開策やごみ焼却場問題では副市長は「ごみ焼却場は、現在の場所でリニューアルはムリ」と発言。
新設小規模炉の日本共産党の対案へ否定はしませんでした。「市長選挙があるので新規事業は控えている」と言われました。市議会選挙で、市民要求の実現のため市政を変えましょう。
碧南市長 禰宜田 政信 様 2023年11月7日
2024年度碧南市予算編成に対する日本共産党の要望書
日本共産党碧南市会議員団 山口 春美
岡本 守正
日本共産党碧南市委員会市民運動部長 磯貝 明彦
いつも市民のためにご努力いただきありがとうございます。
禰宜田市政4期16年間、最後の予算編成となる2024年度予算に対して日本共産党と市民の願いをお届けし、実現していただけるよう要望書を提出します。物価高騰の中で苦しむ市民のくらしを今こそ守らればなりません。
岸田自公内閣は、2021年10月の政権発足以来最低の支持率26.9%となり、「支持しない」は51.8%です。「費用対効果」「コストカット」の政治の結果、過去30年間、賃金の上がらない国となり、物価高騰、海外頼みのエネルギーや食糧の依存。気候危機に対しても石炭火力発電所延命のアンモニア混焼や原発にしがみつく「グリーンウオッシュ」税金を使って見せかけの環境対策で実際には環境改善効果のない、調達資金が適正に環境事業に充当されてないので、あるかのように国民だましを行っています。国民は消費税5%、学校給食の無償化、大学入学金の廃止や学費半額になど切実な要求を掲げています。財源は、5年間で47兆円の軍事費。円安で大儲けの大企業内部留保金510兆円を活用するなど、大企業の儲け第一、アメリカ言いなりをやめれば、充分に確保できます。
禰宜田市政も2022年7月の安倍元首相の銃撃事件以来、統一協会問題が浮上し、自らその渦中の人物となってきました。国民世論の前でついに文部科学省は統一協会への解散命令請求を決めました。
市長は、統一協会との関係を改めて明らかにし「反社会的な団体」とされた統一協会との癒着を断ち切れないのであれば、自ら市長の職を辞任すべきではありませんか。
反共・反日、集団結婚式や身勝手な養子縁組、多額の献金の8割は韓国の本部に送金、憲法改悪、反ジェンダー平等の施策の地方自治体や国への押し付けなど内政干渉を許してはなりません。
改めて、この間の統一協会との関係を禰宜田市長自身で市民の前に明らかにすること。反省や謝罪をすべきです。そして今後一切の関係を断つことを、公の場で宣言していただくよう求めます。
日本共産党は「費用対効果」「他市並み行政」「コスト削減」の下で4期にわたって碧南市政を停滞と閉塞感の状況としてしまった現在の市政から脱却し改革するために、市民とともに政治を変える世論と運動を広げる決意です。気候危機打開など緊急の課題など、具体的な施策と予算化を求めて要望書にまとめましたので、ぜひ実現してください。また、後日文書での回答をいただけるようにお願いします。
統一協会との関係一掃を
①市長は、統一協会との関係を市民の前に明らかにし、反省と謝罪今後の関係を断つことを公に宣言してください。
②統一協会への解散命令が出された今、市長職の辞任を自ら決断されるよう求めます。
「費用対効果」「コストカット」市政の改革
③市民病院の地方公営企業法の全部適応にはせず、働きやすい職 場、患者にやさしい病院をめざしてください。病床削減を当初の35床削減に留めてください。必要な時に再開できるよう病床 フロアの保全をしてください。国の統廃合計画の白紙撤回と20万床もの病床削減をやめるよう求めてください。
④医師、看護師など病院スタッフの確保に全力挙げてください。病院職員がゆとりをもって働ける職場にしてください。
⑤保健所を碧南市、高浜市にも復活させるよう国や県に要望してください。
⑥法人市民税率を8.4%にし、その増収分で市民のくらし福祉教育に使ってください。
⑦高校生までの医療費完全無料化を早急に行ってください。現在の償還払いを現物給付にしてください。
⑧75歳以上の医療費無料化を。当面マル福制度を拡充し夫婦そろっていても対象にしてください。
子どもや兄弟の同意書は廃止してください。
⑨幼稚園・保育園・小中学校の給食の無償化を行ってください。 早急に多子世帯の減免軽減を行ってください。有機農産物、オー ガニック給食に移行し、アレルギー対応を幼小中でも実施して 下さい。
⑩35人学級は2024年度6年生に。中学2年3年も35人学 級にしてください。さらに30人以下学級を進め、国にも求め てください。
⑪就学援助金の所得制限を生活保護の1.4倍以上にし、対象拡 大、対象項目も増やしてください。
⑫インフルエンザ予防接種や帯状疱疹ワクチンの補助、無料化を 全市民に実施してください。
⑬市営宮下住宅の吹上町側90戸の建替えを行ってください。
⑭市独自に市営住宅入居の所得制限を緩和し、新婚、共働き世帯 が入居できるようにしてください。
⑮伊勢区画整理地内に、子どもや高齢者のセンターを設置し、4 階建て、上層部は、避難所として整備してください。
⑯県営二ツ山住宅の建替えを急ぎ、エレベーター付きで垂直避難 できるようにしてください。上層部への避難所設置や、屋上フェ ンスも要求してください。
⑰県営金山、西新井住宅にエレベーター設置を求めてください。
⑱県道名古屋碧南線・西尾知多線の拡幅で歩道を設置してください。
⑲歩道もガードレールもない通学路をなくす年次計画を作ってください。
⑳民間賃貸住宅に住む、若者世帯に家賃補助を行ってください。
21.昭和56年以降の住宅の、省エネ、再エネ対策、バリアフリー や耐震強化のために、住宅リフォーム補助制度を行ってください。空き店舗を利用した新たな起業や、店舗改修の補助制度を 行ってください。この制度は、市内業者の仕事を増やし、活性 化を生み出すこともできます。
気候危機打開へ2030年度までにCO2を50~60%削減
22.JERA碧南石炭火力発電所に、1~5号機の廃止を求めてください。アンモニア混焼は、外国依存や地球の限りない資源を使うもので、「グリーンウオッシュ」見せかけの環境対策です。 巨額の財源を太陽光など再エネに回すなら、気候危機打開のため大きく効果をあげられます。市から国に発信して下さい。
23.2030年度CO2削減目標46%以上、2050年度目標は100%削減への年次計画と施策を明確にしてください。
24.ごみ焼却場は、中部電力㈱の民設民営化でなく、公設公営で新設し、2051年までの28年間カーボンゼロに相応しい、ごみ減量、ごみゼロをめざしてください。
25.新築住宅建設等促進補助事業は限度額40万円としながら平均約7万円しか補助していません。2025年度からの省エネ対策が一般住宅へも義務化となります。再エネ対策のため30万円の補助上乗せをしてください。年間520戸(2022年課 税実績)の新築家屋すべてに省エネ再エネを完全設置しZEH.ZEB(ゼロエネルギーホーム・ビル)にするため補助倍増をしてください。
26.臨海部の工場との 公害防止協定を 市内全域特に北 部工場用地進出 企業も対象に拡大してください。
27.事業所での新築 改築には、再生 エネルギーや省 エネの導入活用を促し各種補助の引き上げで導入チエックや進捗状況を公表してください。
28.販売者責任を求め、量販店、スーパーでの、乾電池、ビン、缶、ペットボトルなど主要な資源物の店頭回収を行政として促してください。
29.市民が「いつでも、何時でも」資源物を置ける地域ごとの「資源物改修場所」を設置し、資源ごみの削減に最大限の効果ある施策を行ってください。
30.古紙回収100%目標を掲げ、資源回収補助金をkg/7円を10円に引き上げてください。
31.「なんでも焼却」を改め、「キエーロ」の普及補助で生ごみ削減。現在の公園限定の剪定枝処理を拡充し、民間業者にも働きかけてチップ化、薪化などの再利用の推進など可燃ごみの半減以上の削減を市民とともに進めてください。
32.2022年度からの「廃プラステック循環法」にもとづき、現在の焼却処理を再利用のルートに変更してください。
33.CO2削減にためにも「車がなくても暮らせる碧南市」をめざし、くるくるバスの最低1時間毎の運行、電気自動車化、低床化。運転手増員、バスの増車、予算増額で、通勤通学にも使えるようにしてください。久沓町にもバスを回してください。三度山 町の消防北分署の停留所にイスを置いてください。すべてのバス停にイスと雨よけの設置の有無を確認し、可能な場所には利用者の立場に立って設置をしてください。ネーミングライツなども活用して近くの医院や店舗のPRや周知にも役立ててくだ さい。
34.高齢者タクシー券は、非課税・要介護の規定を緩和して下さい。障がい者タクシー券共々、1回の利用回数制限をなくし交付枚数も増やしてください。
35.地産地消は輸送によるCO2削減になります。まずはニンジン、玉ねぎ、ジャガイモの主要3品目を市内産で供給できる体制を農家のみなさんと共に構築し食育基本計画の目標は達成してください。
36.蜆川河口可動式水門の設置の必要性を市から県に訴え、「第3次あいち地震対策アクションプラン」の現計画や次期計画に盛り込むよう求めてください。
37高浜川にポンプ場設置。同報無線の市街地への増設。戸別受信 機や防災ラジオの支給を行い。地震・津波・浸水対策を強化してください。
ジェンダー平等の日本へ。男女の賃金差別をなくす
38ジエンダー、人種、年齢、障がいなどによる差別をなくすための条例制定を行ってください。パートナー・ファミリーシップ制度を実施してください。
39小学校中学校のトイレ洋式化を今後3年間で完了し、公共施設も含め、生理用品をトイレットペーパーのように常備してください。
40.中央小学校と5中学校、公営住宅にエレベーターを設置してください。
41.市独自のバリアフリー条例を設置して2階以上の建物のバリアフリー化を進めてください。
42.市役所での管理職、審議会などに女性の比率を高めてください。
43.市の会計任用職員は多くが女性です。労働時間7時間半の上限をなくし希望者は正規化できるようにしてください。すべての非正規労働者に時間給1,500円をめざしてください。同一 労働同一賃金をめざしてください。
44.あらゆるハラスメントをなくす、職場点検、定期的な研修会、相談、対策の状況を公表してください。
9条改憲ストップ。憲法を生かした国と自治体に
45.市長は、平和市長会議の行う行動計画(2021-2025年)に沿って、被爆樹・苗の育成。中高生の広島派遣など行ってください。
46.核兵器禁止条約の批准を日本政府に働きかけてください。
47.碧南市非核自治体宣言を行ってください。
48.日本国憲法を守り、市政のすみずみに活かしてください。
憲法前文、子どもの権利憲章を公共施設に掲示してください。
49.あらゆる憲法改悪の動きをくい止めるために。地方自治体の本旨に立って努力と行動をしてください。
以上