身勝手な私欲の「もう一期」
4月6日、一般社団法人 碧南青年会議所が行なった「碧南市長選挙公開討論会に行ってみました。禰冝田市長は「アジア大会、JERAのアンモニア混焼の成功など見届けたい。あと一期」と身勝手な私欲のための延命であることを吐露しました。アンモニア混焼は、石炭火力発電所の延命のために、生成時に大量の二酸化炭素を排出する海外輸入の原料を頼みのエセ環境対策です。国県が多額の公金を投入して進めています。世界の脱石炭の世論に背を向け『グリーンウオッシュ』にせものの環境対策と、批判されています。「原発の安全神話」を振りまき、東日本大震災での原発事故で取りかしの出来ないあやまちをした自民党政治。再び石炭とアンモニアで国民をだますのです。それに便乗して市長延命の理由にするとは、空いた口がふさがりません。
統一協会とは「さしひかえる」と!?
統一協会は国が「反社会的団体と認定し、解散命令請求をしている団体です。地方自治体は市民のくらしを守り福祉を増進する最も身近な行政です。そのトップに立つ市長が、犯罪的な多額の献金。洗脳で人権や家族のしあわせも奪う団体を容認、19歳からドップリと浸かってきたのです。到底、相いれることはできません。
自主的に辞職すべき立場に追い込まれている現実が分からず「さしひかえる」程度の認識でいることが、もはやまともな判断力を持っていないという証です。
子育て施策の遅れで出生率低下
学校給食無償化、18歳までの通院費無償化、学校体育館の空調設置など近隣市で行なっている施策も、いつまでもやらずに来た禰冝田市政。その結果西三河10自治体の中で、合計特殊出生率は、碧南市が最低です。碧南市の行政の停滞、後退をつくりだし、未来の希望もなくした責任は重大です。一言も反省なく「市民満足度」のアンケート結果だけで判断せず、市民の生の声こそ聞くべきです。
「世界に誇る」の看板剥がれる
2024年予算や施政方針では「世界に誇る碧南市」の詐欺的看板が消えました。
気候危機打開も核兵器廃絶にも背を向け、統一協会で名をはせた市政では、とても「誇れません」
ごみ焼却場の問題も、中部電力依存では「石炭火力発電所の廃止」も言えません。
鈴木 良和氏
議員定数削減とは。とんでもない
主催者からは、?人口減少対策。②産業の発展と雇用について③防災対策を。
参加者からの事前質問として
?碧南市の未来像
②必ず実現させたいこと
③市民に向けて
の3点が示されました。
鈴木良和氏は、人口減少対策について、国の責任とし、なぜか財源対策に、議員定数削減を主張しました。議会制民主主義は首長の暴走を止めるため議会がチェックしブレーキ役となること。市民の声を届けていくことが原則です。
市長予定候補としての鈴木良和氏が議員定数削減を掲げるなど、首長独裁を許すことになります。自らの議員経験を否定することになります。 議会制民主主義のいろはも理解しない不勉強と言えます。
小池友妃子氏
子どもに胸張れる市政のためブレないで
小池友妃子氏は、唯一、学校給食の無償化など具体的な施策を表明されました。
しかし統一協会問題では、トーンダウン。自論として「子どもに恥じない姿勢」を言われているなら、せめて「反社会的な団体が容認されるような社会は改めたい」くらいは言っていただきたかったです。
政治を変える大きな力を広げるためにはブレないことが、とても大切ではないでしょうか。
今回の企画を青年会議所が行い、準備もコーディネータ―も自前で行なわれたことは、とても好感が持てました。
市民の関心を高めて市政を変えよう
市長を変え、市長言いなりの議会を変えなければ、市民のささやかな願いも実現しません。
自民党政治の裏金問題も、いきづまりすげかえもいない状況です。
今こそ、金権腐敗や統一協会との癒着、市民の願いを聞かない政治を変えましょう。私たちがあきらめなければ、必ず政治は代わります。