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衣浦衛生組合議会協議会 ごみ焼却場は「新設・コンパクト・シンプル」で

カテゴリー: 議会報告

アセスと工事で10年間はこのまま
8月7日、衣浦衛生組合議会協議会が開かれました。2051年までのごみ焼却場をどうするのか、484万円で委託した中日本建設コンサルタントの4案を審査しました。
 日本共産党は、冒頭質問の3回制限をやめて充分な論議を保障するよう求めました。しかし高浜市の議員が妨害しました。碧南市選出の4名、高浜市の3名は一言も発言なし。日本共産党の山口、柴口両議員は、積極的な質疑を展開しました。環境アセスメントと建設期間を含めると11年かかるため、2025年から2026(令和8)~2036(令和18年までの11年間は新施設完成までかかります。
 そこで2026~2028年の3年間は、国の交付金を受けて、現施設を改修していくこととしました。

早期に新設へ決定を
現在、組合管理者は小池友妃子碧南市長です。禰冝田前市長の「中電㈱との委託協定」は廃棄して、新設でシンプルな案に決断すべきと日本共産党は求めました。浸水対策は、ピットには昇って行くので高低差で解消できます。組合からの推薦案は示されず、両市に送ることになります。28年後の2051年に、安城市ごみ焼却場との広域化は、社会や政治の変化でどうなるのかわかりません。環境保護、気候危機打開の大目標のために、ゴミ減量や事業所内発電などが求められます。

守山市(8万人口)では日/71万t。プール余熱もエコパークも
 滋賀県守山市では人口8万人で、単一ごみ処理場を持っています。日/71t(35・5t×2炉)約70億円で建設、令和3年度から稼働しています。共同企業体の建設です。環境学習都市宣言のもと、エコパーク交流拠点施設もつくられています。プールへの余熱利用や売電での再エネも行なっています。 煙突も低く目だちにくくされています。
ダイオキシンは基準の100/1に。
碧南市は、こうした先進自治体に学び、コンパクトでシンプルな焼却炉と市民のための交流学びの施設を移転した跡地利用すべきです。

もりやまエコパーク環境センター
ごみ発電で得られた電気は、施設内で使用し余剰分については売電します。
また、隣接した交流拠点施設の温水プールに温水供給も行っています。
もりやまエコパーク環境センターは、地域の環境保全に最大限の配慮をした運営を行うととともに、熱エネルギーの有効活用を積極的に行っています。
人口8万人 日/71t(35.5t×2炉)
施設名称 もりやまエコパーク環境センター
設計・施工:協和エクシオ※・日建特定建設工事共同企業体
施設規模 熱回収施設 71t/24h(35.5t/24h×2炉)、リサイクル        施設 10.68t/5h
所在地 守山市環境学習都市宣言記念公園1番地2
敷地面積 約2.5ha
工期 平成30年9月28日?令和3年9月30日
建設費67億円(税別)+運営費79億円(税別)DBO方式(設計建築運営)
施設の特徴
70トン級の小規模施設でありながら、高温高圧(4MPa、400℃)の蒸気条件で高い発電効率(17.0%)を達成。
発電出力:1400kW(基準ごみ2炉運転時)
タービン排熱を利用し、交流拠点施設の温水プールへの熱供給(熱利用率1.5%)エネルギー回収率(18.5%)=発電効率(17.0%)+熱利用率(1.5%)焼却の際に発生する熱エネルギーを利用する、サーマルリサイクルに取り組みます。(エネルギーの地産地消)煙突が目立たなく、景観に配慮した外観デザイン。バーチャル炉内体験やパッカー車のトリックアート等を設置し、充実した施設見学の実施。

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