津波1m超、液状化は最大
8月9日、碧南市子ども課から日本共産党市議団に、公立築山保育園と公立大浜幼稚園を廃止し、伊勢町3丁目の開発公社保留地に、民間子ども園を設置したいと報告がありました。
場所は、伊勢町区画整理の保留地で、津波は1mを超え、全域液状化が最大級に起こると「津波避難マップ」にも記載されている場所です。
公立保育園を取り残したまま
公立5保育園のうち4園は、0・1歳児をやらず、保育時間も午後6時までです。社会情勢に合わないために、定員割れをしています。
鷲塚保育園公立1園、社会福祉協議会移管5園、民間法人園6園は0歳児から、午後7時以降の保育時間です。公立4園は「時代から取り残される状況」をそのままにしてきました。(R6年度から日進、羽久手で1歳児を暫定的に実施)
老朽化を口実に
築山保育園は築50年立っているからと取り壊し、土地は売却する予定です。
築山保育園は津波の危険地域から外れています。
国の民営化に流されていいのか
国は保育園の民営化を推進するために、民間保育園の建設費や運営費を付けて誘導しています。
公立こそ低年齢児のニーズに応えよ
保育は営利を目的にするものではありません。
女性の経済的な自立を支え、子どもの成長を専門性の高い集団保育の中で、豊かに保障する場所です。
公立保育園こそ、働きやすい職場にして生涯通して保育士が安心の保育を実現できる場所です。公的な責任は、保育ニーズに応え、民間とともに碧南市の保育水準を引上げていく努力が必要です。
大浜幼稚園はにじの学園へ
公立幼稚園の廃止は、全国的にも問題になっています。
大浜幼稚園は、虹の学園に変えていく計画です。幼稚園、虹の学園の利用者の声は活かされているのでしょうか。
公立保育園を拡充し守れの運動を
小池市長にかわってから、0.1,2歳小規模保育園を碧のうさぎに行わせ2025年4月開所。
令和10年度4月に、築山保育園(現在80人利用)と大浜幼稚園(現在73人利用)を民間法人を公募して進めようとしています。
「お金優先」「民間優先」で本当にいいのでしょうか。こどもの虐待、発達障害など困難を抱えた子育て世代も複雑多岐におよんでいます。
こういう時だからこそ、親子に寄り添って、キャリアと専門性を高めた保育士によって指導的な保育の実践こそが求められています。
女性として、親として小池市長は、公的保育園と幼稚園がどうあるべきか、保護者や市民とともに考えていただきたいものです。