実行委員会が申し入れ
5月2日、「碧南・高浜網の目平和行進実行委員会」は、小池友妃子碧南市長に対して、6月1日、午前9時からの網の目平和行進への協力を求めて申入れを行いました。
市役所玄関前での集会借用と、激励のあいさつをお願いしました。担当課長は、顔を出すと約束されました。
署名もパネル展示も拒否
これに先立ち「あいち平和行進共同連絡会」から市議会と市当局に、非核署名やパネル展の実施など8項目の依頼文書が送付されました。しかし、日本政府への「核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」を始めすべての項目に協力を拒否しました。
非核兵器自治体宣言を
また、「非核兵器自治体宣言」については「遺族会には『非核』について聞いてはいない。市としての考え」と答えました。

全世界に核兵器1万2121発
《表》のように世界に1万2121発ある核兵器。広島、長崎投下の原爆よりもはるかに威力増強の核兵器と人類は共存できません。 碧南市と碧南市長が、その原点に立った判断が出来ないのは、非常に残念です。
戦後80年、後発「自治体宣言」の碧南市こそ「非核兵器」を明確に示すべきです。

国民平和行進がスタート
核兵器廃絶と被爆者援護を訴えながら、全国から被爆地広島・長崎をめざして歩く被爆80年・2025年原水爆禁止国民平和大行進が6日、東京都江東区の夢の島、北海道・礼文島をそれぞれ出発しました。被爆80年の今年、日本政府に核兵器禁止条約への参加を迫る世論と運動を広げます。
冷たい雨をついて、夢の島で開かれた東京―広島コースの出発集会には約600人が参加し、被爆者を先頭に、広島に向かって元気よく歩き始めました。

対米従属の危険な道
出発集会で開会あいさつした原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会共同代表の高草木博さんは、米国第一主義と対米従属する日本政府を批判し、「日本でも世界でも、危険な政治に対して地殻変動のような大きな変化が始まっている」と強調。「参院選と東京都議選は日本の針路を変えるチャンス。非核平和の日本の実現こそが真の安全と平和の道だと訴え、世界大会の大成功へと発展させよう」と呼びかけました。
被爆国として勇気を
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表理事の家島昌志さん(82)は「日本政府はどうして、唯一の戦争被爆国でありながら禁止条約に加入して核保有国を説得する勇気が出ないのか」と批判。東京の被爆者団体、東友会の被爆者らが一言ずつ訴えました。
高校生もリレートーク
高校生平和ゼミナール、日本に留学中のフランス平和運動のカメリアさんらがリレートークしました。